今一番気になってるアーチストはマヒ・トゥ・ザ・ピーポーです。
彼らの曲を愛する人ってなんとなく理解できます。人間探求、自分自身を掘り下げている人だなって感じですかね。かくいう僕もそう。こういう人って昔からあります。暗いとかって言われることもあるけど、とっても正直な生き方だと思うんです。
というわけで今回は彼らの代表曲であるHoly dayを。
なにより詩がいいでしょ。いわゆる歌詞ではなく「現代詩」そのものです。詩の雑誌「ユリイカ」で臨時特大号で特集されていたのもよく分かります。
その詩の一片を読み上げると、
・捨てられたデモ行進のプラカード ・学校に行けない小学生が見ていた昼間の三日月 ・卒業写真、あいつの下手な笑い方やコロッケ屋のやたら吠えてくる犬 ・バス停で来るはずのない人を見ている爺さん ・・・・全部いい。そしてもちろんその独白にぴったりしてる音や映像も何とも言えないのです。「涙が出てくる」というたくさんのコメも頷けるものがあります。
行き場のない人々の行き場。そこには仲間がいます。