自分自身のことで恐縮ですが、間違いなく変化が起きてるのです。悪い方にゆくのか、いい方向へ向かってるのかも分かりません。
とにかく新しい人との出逢いが多い。そして10数年間仲違いしていた姉からの連絡にもビックリです。姉は実に信仰深い人間で、母が仏壇の前で何か昔の侍のような人間に憑依されたことがありましたが、それをこの前、僕にしました。その「事件」は僕も知っていましたが。
僕のご先祖さんが、部下を自分の身代わりに牢屋に入れさせたのだけど、その後牢屋に入った人間(むしろその家族)を見捨てるような行動をしたという話。それが何代にも渡って祟っているのだと言ってましたっけ。眉に唾つけなければ信じられないような話なんですが、事実母は霊感が強く、物凄い形相で腰に手を掛け刀を抜くような所作をしたのです。あんな優しい母が。
僕は、そういうのはあんまり敏感じゃないんですね。深入りもしたくない。ただ、姉の方は、母と同じように感性(むしろ霊性)が強く、毎朝御経を上げているようです。先日来たのも、本家である自分にも母の意を継ぐようにという気持ちも少しはあったのかもしれません。
分厚いお経の解説書と、生前母が書いていた日記を2冊置いてゆきました。
それからなにか自分に不思議なことが立て続けにおきてます。これが良いことなのかまずいことなのかは分かりません。でも、どちらかというと良い方向のような気がします。
例えば短歌。老人クラブでわずか5〜6人程度ですが、1週間に1度、おもしろ楽しくやってます。初め、全然つまんなそうなんで、これはすぐやめようかなって思っていたんだけど回を増すごとに皆んなが楽しめるようになってきてることが、肌で感じられました。僅か1時間。難しい話は抜きにして、俳句でも短歌でも短い文でもいいから、自分の作品を思ったまんま、書いてみてといったら、80歳以上のオバちゃまたちがみるみるうちに上達していったのです。
自分も俳句をこんな風にホワイトボードに書いたのです。
妻逝きて柿の皮剥く米寿かな
その場には柿を3つと蜜柑を8個持ってったのです。それ見てなにか作ってと。その手本としてこの作品を即興で作りました。
妻に先立たれた88歳の旦那が自分で柿を剥く姿に心を惹かれたのか、みんなの作品も素晴らしいものがたくさん出来上がり、こんなにも変わるんだ!ってビックリしました。
何の話をしてたか忘れてしまいました(笑)。そう。こういう出会いもあるんだなって。
そして自分自身も変わってきてること。やはり人混みは苦手だし、いつも一人ていた習慣が身についてるのですが、なにか繋がるものがあるような気がしてなりません。
来年になったら1ヶ月ほど一人旅に出るとたった今家族にいいました。まずは母の信奉していた身延山です。
仕事もしてないんで、その日暮らしに近いですね。曲は、Day by day です。