今までそうだと思い込んでいたことが全く逆だったってことありませんか?
例えば、良い人だと思っていたらとんでもない人間だと勘違いしていたり、逆にこれは極悪非道の人物かと思い込んでいたら、なんだ素晴らしい人じゃないかと。
特に、歴史上の人物に多く見られますよね。ということは、歴史の教科書なんて、時の政権によってかなり歪められてるってことになります。かといって真相は解るはずもありません。
そういえば、戦後立て続けに起きた列車事故の話はご存じでしょうか。下山事件、三鷹事件、松川事件。これらは国鉄3大ミステリー事件と呼ばれているものです。列車が立て続けにに勝手に動き出して、人が死ぬ。そんなばかな話あるはずはなく、下山事件では、当時の国鉄総裁が死んだわけですが、これが他殺か自殺かが焦点となりました。捜査に当たった警視庁でさえも捜査一課では自殺、捜査二課では他殺とみました。
僕としては当然殺されたんだろうと、思い込んでいたんです。
誰に?・・・それが問題。
当時、国鉄職員を10万人リストラすることになっていたので、それに反発した国労や動労だろうな、なんて勝手な【思い込み】を僕はしていました。
ところがそれはまったく身勝手な自分の思い込みでした。事はそう単純じゃなかった。つまり、GHQや政府がそう仕向けたかったのかもしれません。国労がやったことだと世論を扇動させたかったと。
当時、アメリカは民主化よりもレッドパージに躍起だってましたからね。
マスコミも学会も自殺他殺に真っ二つにわかれましたが、当の警察もこの事件の真相を追うこともなく、1964年に時効を迎えることになったって訳です。みんな口を閉じたんですね。僕も口を閉じます。身の危険すら感じますもんね(笑)。えない。
さて、気分直しに曲を掛けましょうか。