朝起きてから出かける前にしなければならないことって意外と多いもんですよね。
まず起きたら自分の分だけでも蒲団を畳んで押し入れにしまいます。あとでカミさんの分も畳むんですが、ごみ捨てのある日は自分の方が圧倒的に早起きなんで、起きてきたころに「布団たたんでもいい？」と聞いてから畳みます。新婚生活の頃は蒲団を押し入れに入れるとき、カミさんの蒲団が自分の顔を塞ぐ。その幸せを吸い込んでいたもんですが、今は息を止めています(笑)。内緒ね。
それから歯を磨き顔を洗い、トイレに行くのは誰でもすることでしょう。それだけではありません。まず仏壇にお線香を上げて今日の無事と家内安全を祈願。もちろん仏前にあげるお茶は毎日取り替えています。さらに、髭剃りをしてから朝食をとりますね。そのあと薬を飲みます。これが案外忘れがち。というのも、外で朝食をとるとき、薬を持ち忘れてしまう事がたまにあるからです。薬を飲んだ後は血圧と脈拍を測り、それを毎日記入します。あとは出かける前の持ち物。これが忘れやすい。スマホ、財布、小銭入れ、鍵、眼鏡、バッグ、その日に必要なもの、エトセトラ。この「その日に必要なもの」っていうのがなかなか厄介なのです。チケットとか筆記用具とか予め渡されていたものとかいろいろありますよね。それと良く忘れるのが、自転車の充電したバッテリーです。駐輪場まで行って、これがないとショックですよー。
若いころから自分は忘れものの常習犯でした。しかし、この歳になって、しかも認知症が入ったおかげで、逆にそれに注意するようになりました。以前より少ないくらいです。
昔は会社の車で帰ってきたのに、その車を置きっぱなしにして会社へ行っちゃったなんてこともありました。カミさんに「忘れ物しちゃったんだけど、もってきてくれないかな」というと、「なに？」って聞く。「車」って言うと、「それってあたしに電車で帰れって意味？」「そう」「無理無理。取りにおいで。呆れた」なんてこともありました。実話です。