谷口たかひさ

谷口さんの後援会へ行ってきました。

彼は環境活動家で、世界60か国で環境問題について語り、教え、そして最新の情報を吸収しながらまた発信し続けている人です。

まず初めに、海にこれ以上プラスチックごみが浮遊し、それを魚が食べたら男性の精子は減少し、女性の乳がん(若くても罹る)患者が増えてさらに少子化が加速するでしょうと警鐘を鳴らしています。また、温暖化問題にも当然長い時間を割いて話していましたね。すでにマスコミに流れて知ってることばかりでしたが、砂漠にも大洪水が起こっているとか、イタリアの竜巻で甚大な被害が出てるとか、オーストラリアの森林では、夏でも乾燥している上に高気温なので、自然発火で大火災がとか、温暖化で電車のレールが膨張とか、世界一寒い国ロシアでさえ49.6℃、アメリカでは54.4℃も記録したとか、それはそれはかなり記憶力もいい。もっとも1年で500回以上も講演してれば覚えてしまうか、なんて思ったりもしましたが・・・。

温暖化による悪影響はさまざまですね。海面上昇はアメリカのフロリダ州で通りに水があふれている映像をつい最近見ました。遠く北極ではなんと、1日100億トンの氷が溶け、スノーモービルのシートを食べているホッキョクグマの動画が紹介されていました。アザラシがいなくなったので食べ物がないのです。

気候変動がこれ以上続くと、資源の奪い合いが始まり、防衛問題の方が重要課題になってくるとも言ってました。つまり平和そのものが奪われてしまうということなんです。それはオバマ元大統領が在任中に言っていたことだからなおさらリアル感が。

色々気になった言葉もありました。

【無関心でいられる人がいても、無関係ではいられない】。これはホントそう。また、【人は変えられなくても自分は変えられる】というのはまさに初めの一歩は自分からということでしょう。また、日本人の短所とか性格というかについては、【義務は教えるが権利は教えていない】という言葉なんかも、後の意見交換で多くの人が納得していた言葉でした。また、【環境問題は足し算より引き算】。体にいいことを始めるのではなく、悪いことを止める。これが大事だと。

僕が一番印象深かったのは、お金の問題です。「腐る金」という言葉を知っていますか?これはお金にカビが生えるとかいかがわしい金というような意味でなく、お金に「有効期限」を付けて早く使わせようということなんです。たとえば、魚を買ったら、買った時点で魚の価値はお金の価値よりも下がりますよね。それは鮮度が落ちるから。モノはほとんどそうです。ところがお金は貯めておける。しかも利子まで増える。これを他のモノと同じ価値観にしてしまいましょうというお話なんです。実際1930年代後半にオーストリアでやられたことがあり成功を収めています。1年で10パーセントの価値がなくなると10年保管しておくとゼロになってしまう仕組みのようです。そこでみんな活発にお金を使ってしまおうということになり、町はますます栄えたそうなんです。もちろん消費税もあるので、税収の伸びもいい。どころが、銀行が立ち行かなくなってしまい、その制度が中止になったそうです。銀行は別の仕事を開拓すればよかったのに。

これは新しい経済に有効な手段なんではないのかなって思いました。世界の8人のビリオネアが世界の下位38パーセントの資産と同じってのはおかしいです。お金だけが価値を減らさないってのはやっぱり変ですよね。

というわけで感銘を受けた話をいっぱい聞けたので、お写真を撮らせてもらいました。

それにしても、やっぱりイケメンは有利だズルい。というのが今回の講演で特に思いましたよね(笑)。

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