テレビ東京のネット版でいいのかな、「テレ東ニュース」の司会をしてる豊島晋作さんの番組ばかりを最近見ています。(youtubeです)
彼の話は大変分かりやすく、そして中身が濃いのでついつい引き込まれます。へんな感情論が多い解説(特に芸能人に多い)なんかには全然興味がないのですが、彼は理路整然と話を組み立て、その根拠も明確にしているので納得できます。例えば今回のニュースではロシアの歴史から入って、今回のウクライナ侵攻への道筋を【ロシアの立場から見る】という離れ業をやってのけました。一例を挙げると、ロシアは第二次世界大戦中に、ヒトラー引き入るドイツから、当時独ソ不可侵条約を結んでいたのにも関わらず侵攻されました。その結果、2700万人という歴史上類をみない戦死者を出してしまったと言うのです。もちろん、戦争の悲惨さが人の死者の数で決められない。とはいえ、日本人が原爆の死者も含めて300万人であるのに対して、その9倍もの死者がいたことは、ロシアにとって西側というある種軍事組織がとてつもない脅威であり、トラウマになっていたことは想像に難くないでしょう。そんな解説も番組の中で言っていました。もちろん、だから今回のロシアの行動を是認するのはとは違うということにも念を押しつつ。
こういう「相手の立場に立って」という話をやるのはなか今の時代ではできないことだと感心した次第です。この戦時下で、敵の気持ちを慮るとは何事か!というまるで戦前の右翼みたいな発言をする者も大勢います。それを敢えてしてくれるのだから、これは有難い。これほどのイケメンがこんな博識で尚且つ良識がある。それは持てないはずはないでしょうね。
知らない人がまだたくさんいると思います。是非もっと公の場に出て来てほしい人の一人ですね。もちろん僕だってロシアのやってること、特にプーチンを容認するなんてもってのほかです。