スクラップ帳を買った

先日、領収書を貼りつけるために使うスクラップ帳を千葉銀座通りからちょっと離れた文具屋さんで買いました。

僕もその近くでお店をやっていたので、知ってるかなって思って、思い切って言ってみたんです。そしたらああ、知ってます知ってますと。嬉しいじゃありませんか。僕の会社はまだあるんですが、休業中。でも再開することはまずないでしょうね。今の暮らしの方がずっと楽だから。

で、そこの文具屋さんにどれくらいやってるんですかって聞いた見たら、なんと「103年です」と。すげえ、1世紀以上かよ。

でももう後は継がないので私の代で終わりですとお婆ちゃんが言っていました。シャッターを直すのにも100万円単位のお金が掛かるので1枚しか開けていないんですよと言ってたら、その開けてあるシャッターからお客さんが入ってきました。出て行ってから僕にこぼしていました。小売店はもうダメだわって。

確かにそういう世の中になっちゃったのかもしれません。飲食ならまだしも事務用品や本なんかなとくにそうですよね。洋服もサイズが合えばいいんだけど、返品が利くならやっぱりネットで買っちゃうでしょう。

なんか仲良しになったような気がして気分よく帰りました。僕のようなアナログ人間には店頭で買う方がやっぱりいいな。たとえ僕自身が【スクラップ】になっても。

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