文学フリマと同窓会

一昨日11日は、東京の浜松町からモノレールに乗り換え、流通センター駅まで行きました。目的は文学フリマがあったからです。年に何回かやってるんですが、やっぱり東京が一番規模が大きいようで、開店前から長い行列ができていましたね。

おっと、その前に、文学フリマへ入場するにはまだ時間があったので、浜松町で一旦降りてから汐留の高層ビル群に歩いて回ってきました。というのもその前日、汐留のビルがガラガラ状態になってるという話題があって、それを検証する動画がYoutubeに流れていたんです。それを見ていたんで、まさか次の日にそこへ行くとは思ってもいませんでした。なるほど、ガラガラ。すさまじい! 1部屋借りるのに51万円もするんじゃ無理もないかなって気もしますが、なんてったって港区汐留ですよ汐留。それがこうなっちゃうんだなあって気持ちでした。近くにある大きな公園、旧芝離宮恩賜庭園も数人しか見かけませんでした。

僕は稲毛の町起こしをやってるつもりですが、ここ稲毛は、東京は東京でも目指すのはサブカルチャー的な高円寺や吉祥寺です。人の息吹を感じる町なんです。オフィス街ではありません。これが最も人を引き付ける要素となるんでしょうね。特にこんなコロナの世の中になってしまっては在宅勤務で十分間に合います。人が出かけたい場所はやっぱり人の集まる場所。経済でもなく純粋に人のぬくもりです。

さて、話を流通センターの文学フリマに戻します。

ここへ行ったのは知ってる人(といっても名前と作品だけ知っててお付き合いはまったくないんですが)、彼らのブースを見て回ろうかと思ったからでした。先ずは夏野雨さん。この方が出ているのはそこに入ってから知りました。もう何年も前に朝日新聞の夕刊にでていた「歩き出す言葉たち」に作品が載っていたのを見て、素敵な詩を書く女性だと感心。本まで取り寄せました。ブースにはご本人がいて、九州からわざわざ来ているとか。僕は一枚だけ持ってきた名刺を彼女に渡しました。

それから今度は詩ではなく、短歌の方へ行きました。(短歌も詩ですね)

こちらは、現代短歌「舟の会」の機関紙を一冊買いました。そしたらそれを見てびっくり。実は御存命中は僕もよく話したことのある藤田武さんのことがこの本の中でシリーズで書かれていたんです。彼は21世紀会というものを催し、短歌の超結社歌人会を作っていたんです。僕はそんなこと全く知りませんでした。うちのすぐ近くで当時息子さんがスナックを経営していて、ちょくちょくお父さんとその仲間(つまり歌人たち)が集まっていたのは知っていたけど、かの有名な僕も尊敬してる歌人が病気をおして千葉まで来ていたとか書かれています。このことは今月25日にある「あったんか」でも話すつもりです。

その次は9月まで在籍していた短歌の会「かばん」のブースも行きました。10月号が欲しかったんですが、バックナンバーは置いてないということでした。僕の名前を知ってる人はいませんでした。上の名前だけいったのでわからないでしょうね。まさかあれを書いていた人がこんな年寄りで、しかも「男」だとはわかるはずもありません(笑)。

他にもいくつか行きました。中でも興味深かったのは、短編小説とイラストを書いてる本村トマソンさん。女性です。この「トマソン」という言葉に惹かれて行ってきました。初めはトマソンを集めた本なのかなと思っていましたが、小説が載ってるだけでした。トマソンというのは、赤瀬川源平だったかが始めた世の中の不条理やナンセンス、意味のないものを集めてみんなで楽しもうというひねくれた芸術作品なんです。なんでそれをトマソンというかといえば、かの大リーガー野球選手トマソンが日本の巨人軍の助っ人でやってきたんだけど、彼は肝心なところでは打てない。代わりにどうでもいい、大量得点を取られているような時に限ってホームランを打つ。なんか悲しいくらい的外れな生き方がおもしろい。そういう「無用の長物」的なものがひねくれものの自分たちには貴重なんです。笑えます。

ところでなんで彼女の作品に惹かれたのかと言えば、じつは小説はよく分からなかったし、トマソンも載ってはいません。彼女のイラストにググーっと来たんです。この中の「挽歌ノ茶会」という作品はいつか市原でやろうとしてる建物のガラス窓4メートル四方に貼りつけたいと思います。いつかその使用料金を払ってお願いしたい。

さて、夜は夜で賑やかでした。

ここでよく悪態をつく男も来ていましたわ。僕が美女を二人連れてきたからやきもちを妬いているのです。妄想の美女ですが・・・・

とにかくよく飲み、よく歌いました。帰りは11時近かったんじゃなかったかな。風呂にも入らず熟睡してしまいましたよ。けれど体調管理は完璧です。30年ぶりに体重が60キロ台になりウキウキしております。ではまた。

そうそう。今夜の曲はこんなところで。

春のからっ風 泉谷しげるです

泉谷しげる 【Live】 春のからっ風 1973
春のからっ風 -泉谷しげる-
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