日本よどこへ行く

日本はもはや住みやすい国ではなくなってしまったようです。ある人は、これからは世界に目を向けて生きて行かなければおいて行かれると言います。それは事実でしょう。でも、言語と日本人の気質がそれを阻むのです。私も、【世界に目を向けた教養人たれ】と、子や孫に言いたいところではありますが、我が家は孫はおらず、独身の子供らは海外どころか、家からすら出てゆく気配がありません。危険を犯したくない気持ちは誰でも一緒だけど、今の時代【動かないほうが危険】ですよね。何か事を起こせばリスクは必ずある。でも何もしないとジワジワとやばい状態となり、最後はとんでもない事態になることも・・・。まったく困った時代です。

この世から逃げるのは死を意味しますが、この国から逃げるのはポジティブに生きることと考える人もいるくらいです。 それもなんかなあ。 

もう定年まで真面目に(変化もなく同じ仕事を言われた通り)お勤めすれば素晴らしい老後が待ってるという時代でもないようです。時代の変化に会社も上司も自分自身も対応しなくてはならなくなってるからです。日本の国力はここ20年で間違いなくガタ落ちしてます。かといって江戸時代のように鎖国も出来ないでしょう。 

前にも書いたかも知れません。1929年にアメリカに端を発した世界大恐慌において、各国は様々な政策を掲げました。ニューディール政策とか、ブロック経済とか。でもそれらの政策を可能ならしめたのはなんと言っても資源を持つ国だからこそなんです。ご存じのように、日本とドイツには資源が大変乏しい。国民の不満がヒトラーを英雄視させて戦争に向かわせたという説も頷けます。経済の不振というのはそれほど(戦争へ向かわしめるほど)重大なこと。気弱で正直者の多い日本人は、悪事に手を染めず、鉄道に身を投じてしまう。どうかそれだけは絶対やめて下さい。

ではどうすればいいんでしょうね。円安で海外の旅行者がたくさん来てます。それも立派な観光【資源】だけど、やはり日本人の生み出した最先端技術を持って行かれないようにするべきでしょうね。日本発の発明発見、そして文化は大切にしたいです。もちろんお金になるという意味で。 

今日は長々書きました。曲も長めにゆきます。

ラプソディー・イン・ブルー バーンスタイン 1976
ラプソディー・イン・ブルー -バーンスタイン-
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