僕はボランティアという柄ではありませんでした。家業はお金稼ぎがモットー、根っからの商売人です。広告費程度に寄附金を払うことはあっても自分から街の清掃など考えたことすらありませんでした。そんな環境で育った男がボランティアを始め、またそういう人の輪に入ってることが多くなったのも、ある切っ掛けがありました。それこそが311。
あの津波の状況を見てなんとかしなくちゃと。その初めが東北地方の避難者の受け入れでした。今自分が毎日行ってる市原の家に彼らを1年半ほど住まわせました。間に不動産屋さんが入るのですが、彼らは仲介料を稼がなくてはならないので、その手数料や更新料も僕が負担しました。市の補助金も貰えたのだけどその手続はしません。それではボランティアにならないと自己判断したからです。
ちょうどその頃よく掛かってたのがこれですね。♬おはよ、こんにちわポポポ、ポーン♬ と歌ってる「魔法の言葉」。この曲自体は好きな曲ではないんだけど、別の曲を聞いてて、これって、あのポポポポ~ン歌ってた人なのかぁ、と分かり、興味を待ち始めます。ライブに行ったりしてるうち、彼らの音楽とかライルスタイルに共感することも。
色んなところで色んな人とも会いました。すると、今までのボランティアとは違う「文化的」なものを感じ始めたのです。押し付けがましい奉仕ではなく、楽しいからやる、みたいな。まさに共同体という感じでしょうか。
とはいえ、千葉はまだまだ遅れていますね。市原はもっとです。面白くなきゃ意味がない。そういう意気込みでボランティアを盛り上げましょう。
あ、話は違いますが、今日は市原へ行ってから、反対方向の幕張まで自転車ので行ってきました。この地区の新しさ(文化やコミュニティ)もまた面白い。幕張打瀬にはバレンタイン通りというのがあるんですが、これは名将バレンタイン監督が球団ロッテを日本一に輝かせた記念として名付けられた場所。今日はその自治会でやってる会場「月と木」へ行って来ました。月曜日と木曜日に開くから月と木と付けたとか。オシャレですねえ。また、先ほどのバレンタイン通りもお洒落な命名なんだけど、驚くべき事に、偶然そのあたりの住所が打瀬2-14なんですって。分かります?2月14日は「バレンタインデー」でしょ。
帰る前にその地区を周遊する5人乗りバス「タワマ」君に乗せてもらいました。みんな、運転手もボランティアなんですよ。素敵だと思いませんか?
今日は長くなりました。では又。