感じとることができる、という財産

遊びをせむとや生まれけむ

戯れせむとや生まれけむ

遊ぶこどもの声聞けば

我が身されこそ揺るがるれ   

上の歌は千年も昔、後白河法皇が当時の流行り歌などを編纂させて作った日本の貴重な財産【梁塵秘抄】の出だしであります。

この梁塵秘抄という言葉からして奮ってると昔から感じていました。【梁塵】とは建物の梁(ハリ)に残った塵(チリ)。その塵が、音楽を聴いて踊りだしてしまう、それほど楽しい歌謡(今様)、歌だというのです。

似たような言葉で、よく「こけら落とし」という言葉も聞きますね。あれも似たような意味で、新しいコンサートホールなどが建てられた時、ミュージシャンを呼んで、そこで建ったばかりの建物に残ったコケラ、つまり鉋屑みたいなものを音楽でもって篩い落とそうというオシャレな発想、考え方なのです。 

音楽でこころを揺さぶられる気持ちって大切ですよね。大切以前に勝手に動き出す。そこんとこが大切なのです。これがあるか無いかで人生の充実度がまるで違ってきます。【解る】というのは将に最高の財産。楽しめなきゃ意味ないじゃないですか。感じ取れること。それが最も価値のある人生だと思うのです。

では、今日は、以前からドトール珈琲で流れてる曲、題名も知らないし、曲に歌詞も無いけど、ずっと心の奥深くに入ってくるこの曲を録音してきたので聞いてみて下さい。昨日も千葉銀座ドトールで流れていました。恐らくこの曲を聴いて痺れていたのは僕だけかと。密かに喜びを感じていました(笑)。

尚、この画像は千葉銀座のドトールではなく市原のドトールです。人のいない時を見計らって撮りました。とこがいいかさっぱり~という人多いと思いますよ。(自慢)

PAGE TOP