あっ短歌で披露した自作の歌の中から 

次の歌は自分が作ったなかでもっとも好きな歌の1つと言えるかも知れません。解説がなければなんのことかサッパリ解らない。でも聞くと(なあるほど)と心に残してもらえるかな?と自画自讃(笑)。是非鑑賞してみて下さい。

・ダンディライオンさよなら風の消えた街 ポストへ落とすガイアの祈り マチネ 

これ、旅の歌なんです。僕は昔結構旅行好きで、1人であちこち歩き回ってました。そこで何をするかというと、いつもその土地その場所の絵葉書を買うんですね。そして、その場ですぐに書いて投函する。誰に?それが1人で住んでいた自分自身の住所へ、なのです。

ダンディライオンが春の季語タンポポであることはお分かりでしょうか。小さい頃、タンポポの綿毛を口でフウっと飛ばして遊びました。ところが、たまたまその町では風も吹かない静かな町だったのです。ポストに自分宛ての手紙を落とす時、ガイア(この世界この宇宙)がいつまでも平和でありますようにと願いをこめていました。

キザですねえ。でも旅ってそういう自己の演出があったっていいじゃないですか。ましてや一人旅なんだし。「説明の要る歌なんて」という方も多いと思います。だから、解説付きの作品とさせて頂きました。

自己陶酔。 

さて、曲を掛けましょうね。

Taeko Ōnuki (大貫妙子) • 蜃気楼の街 / Town of Mirages
蜃気楼の街 -大貫妙子-
ピーターラビットとわたし / 大貫妙子
ピーターラビットとわたし -大貫妙子-

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