いやあ、参りました。ナビは当てになりませんよ。道なき道を行けと頻繁に言われ、まったく反対方向に連れて行かれたりも。
もともと道に迷うことは嫌いではありません。新たな発見もたくさん見て、心に新風と、反対に懐かしさを同時に覚えることも数多くありました。でも、これだけ長い距離だと、10キロ20キロは当たり前にありますからね。
加須へ行く途中交通事故を目撃しました。しかも自分が走ってたすぐ後ろで、自転車に乗っていた女性がぶつけられたのです。
僕は大通りに出ようとする車が一旦停止してる場合、運転手がこちら大通りを左右確認してないことがこれまで数多くあったのでその車の後ろ側を通ることが多いです。その時もそうでした。ところが僕がそうやって渡った後に、僕の後ろを走って、いた自転車がガツン!とやられました。
自転車であろうとも大通りが優先ですから車に非があることは明らかでしょう。車から男性とその奥さんが出てきて、呆然としてました。僕は、先ず自転車の女性にカラダ、大丈夫?と聞くと。意外な言葉、というよりスマホを、みせて中国語と、それを訳した日本語を、見せたのです。これで話がとてもややこしくなりました。救急車を呼ぶか警察を呼ぶかさえ分かりません。そこで、日本語で、身体は大丈夫?ときくと、それを中国語に訳してくれました。大丈夫だそうです。
救急車は呼ばず、ぶつけた運転手さんが警察に連絡しました。しかし、それまで一言のお詫びの言葉がなかったことに僕は、少し違和感が感じていました。いづれ警察が来てから言うつもりだったのでしょうか。それにしても・・・
スマホの翻訳機では話がなかなか進まないので、僕は知り合いの中国人に自分のスマホで電話をして、これからどうしたいかとか、取り上げず警察がもうすぐくるだろうからと話しました。中国人の彼は日本人と区別が出来ないほど流暢に話します。これは大いに役に立ちました。
被害者の彼女が気になって、なんどもスマホの日本語で見せてくれたのこれから急いで行こうとしてた場所に間に合わないというもの。
そは予め先方に連絡するか、代わりのものに行ってもらうしかないな、と提案したところ、旦那さんは仕事でいけないとか、すったもんだあり、警察が来てからも、僕の知り合いの中国人を通じて、ああだこうだとけっこうな時間を割いてしまいました。
で、結局のところ、彼女がいこうとして場所の方は大したこともなく、警察も、怪我がなく、自転車も車も修理が要らないということなので、免許の減点も罰金もナシ。だけど、一応事故として、あげなきゃいけないので、2人の住所などの情報を、なんてことを聞いていました。僕は第三者ということで、住所も名前も聞かれません。ちゃんとお見せしようとしたのだけど。
ただ、そこでひとつとても嫌な言葉を言われたんです。御婦人の方から。それは、
あなた、あの人(中国の女性)とお知り合い?です。
ひどいと思いませんか?グルとなってお金をせしめようとしてたんじゃないかと疑ってるんですよ。ここぞのタイミングで中国語を話せる友人が出てきたわけですから不信感を抱いたのでしょう。いやあ、残りますねこりゃ。人道的にそのまま立ち去れないからこそ戻ったのに、しかもなんの得になってないことも明白なのに、こんな事言われるなんて。
せっかくの遠出サイクリンが一変しました。加須に着いたときは、もう真っ暗。しかもいい加減なナビで簡易宿舎にもたどり着けず、帰ることにしました、しかしそれもまた困難を極めましたねえ。歩道を走ってると夏草がいっぱいあってなんども危ない目に合うでしょ。縁石に乗り上げ倒れたりもしました。
やっとみつけた、漫画喫茶でシャワーを浴びてからすぐに寝ました。午前1時です。
で、今はOBという喫茶店でランチを食べてます。あと50 キロメートルほどかな。暗くならないうちに帰りたいわあ。
さて、今日の曲を。