「月曜日と雨の日は」という曲がありましたね。Rainy days and Monday always get me down. スペルとか間違っていたらごめんなさい。カーペンターズのヒット曲です。月曜日と雨の日は憂鬱だわあって。
雨の日が好きだという人もいます。詩人の片岡直子さんにお会いした時そんな話をしていました。官能的な詩を得意とする彼女らしいなって思います。僕はでもやっぱり晴れが好きですね。空がどこまでも突き抜けるような晴天が好きです。
昨日の月曜日は晴天に恵まれていたので行くのは今日しかないと思って、前々から気になっていた検見川5丁目にある廃墟、検見川送信所へ行ってきました。ここは日本で最初に短波による標準電波を送信した施設だそうです。当時としては画期的な建造物であったようで、ご覧のように外見も大変堅固そうです。後に暗殺された浜口雄幸の演説をアメリカやいギリスに発信したり、受信ではあの世界大恐慌を引き起こしたアメリカのフーバー大統領の声を受信したりしています。また、太平洋戦争の始まりとなった、例の真珠湾攻撃の暗号「ニイタカヤマノボレ」もこの発信所からという話も聞いたことがあります。
これが廃墟のままいつか解体されるのか、それとも千葉市の文化財として保存するのか長年議論もされてきたようですが、近年保存の方針を示していると書かれていますね。僕もそれには賛成です。しかし、このコロナ禍で、困っている人々もたくさんいるでしょうからその後でもいいかと思います。
話はちょっと逸れますが、この検見川地域には有名な「大賀ハス」発祥の地(東大グランド内です)を世界に広めようとする仲間がいます。数千年の時を経て、ハスの種が芽をだしたって話は有名ですよね。
こちらは駅の向こう側、花園町の方ですが、そこの近くにうちのカミさんの叔父さんが住んでいて、彼がその保存活動の中心的役割を果たしてるんです。
そこの叔父さんの孫は、小高亜梨沙さんといってブロードウェイで「王様と私」を演じている現役女優です。(言っちゃっていいんだろうか。有名人にはプライバシーはないっていうけど)確か渡辺謙と共演なんかもしていたような気がします。もちろんそこには住んでいませんよ。
この写真を撮っていたら、小学生の女の子が僕の方を見て不思議そうな顔をしていました。そしてそのあと、だあああっと50メートルぐらい駈け出して行ってしまいました。変質者と思われたか(笑)。