円安が進んでいますねえ。とっても恐い。日本の経済がガタガタになりそうです。スタグフレーションという言葉が巷で騒がれ出しました。もう40年以上前からこの言葉は聞いていたのでよく知ってます。要するに、インフレとデフレが同時に起きる現象なんです。そうなるとどうなるかといえば、物価が上がるのに賃金は増えない、だれも買えなくなるというわけです。企業も従業員も困る。それも日本の一人負けの状況。当然就職難は当たり前。賃金カットすればますます売れません。しかも日本には資源がないから自国だけでどうにかってことはできないのです。必ず貿易で利益を上げなければいけません。そこで技術者や科学者を養成してかつてのような輝かしい業績を、といっても、もう手遅れ状態(!)なのです。それもこれも有能な科学者がすでにみんな海外に出て行ってしまったからです。日本では働き甲斐がないときてる。根性だけでどうこうできるもんでもないですね。「日本人のあるべき姿」といって荒唐無稽な道徳観念をちらつかしても有能な若者はついてゆきません。そういう「古い頭」が今の日本を作り出したのでしょう。間違いなく、政治家と官僚の悪弊が今の日本を作り出したののだと言っても過言ではありません。完全に世界に遅れを取っています。日本が先進国中の先進国であった時代はとうに過ぎてしまい、今や台湾や中国の方が安くて良いものを作り出しています。その技術を得ています。これはヤバイ。素直にそう認めるべきでしょう。海外では、日本の技術者を10倍の賃金で雇い入れてるって話ですよ。スポーツ選手だってあの年俸を見ればわかるでしょう。スポーツはともかく、やっぱり科学です。日本の技術を再び世界に轟かせることが先決でしょうね。
ところで、このままいくとどうなると思いますか?あなたのお父さんやあなた自身が失業し、今後年金や生活保護を頼りにするしかなくなる? しかし、物価は上がっても年金は連動しません。みんな生活に困窮すること必至です。かくいう僕もそうなりそうです。あらかじめ手を打たなければいけません。そのため、10日ほど前に7000ドルほど円と交換したのですが、こんなものは焼け石に水。どうしようもない。稼ぎたい。せめて若い人たちが気持ちよく仕事に従事して、適正な賃金を得るようにだけはさせてあげたいと思います。
話はちょっと違うけど、ウクライナへの侵攻ではロシアが負けるのは必至であるとみます。でも、その後を見据えていますか? 世界はロシアも含めて新たな経済活動が活発化するでしょう。むしろ激化します。その時、日本に「日がまた昇る」となるのでしょうか。僕は難しいと思います。戦争が終わるのはもちろん良いことでしょう。でも難しい。オーストラリアのように資源があればいいし、スイスのような観光立国でもない。人という資源しかないからです。努力だけでは如何ともし難いのです。まずは超高度な科学者を国と企業挙げて育て上げることでしょうね。そしてその国の良心をもって世界に応えることでしょう。
さらに科学が進めば人間の労働力そのもの必要がなくなります。その時です、問題は。
今度は人間が本当に貧富の差のない世界を創り出すことでしょう。10数人のビリオネアが世界の富の半分を占めるなんて馬鹿げたことが起こらないようにしなければなりません。この壮大な資本主義の崩壊は何世紀も先になります。その構想はいずれまたお話しできればいいと思います。では今日はここまで。長々と失礼しました。