今日はちょっと過激なお話をします。内緒にしてください(笑)。
前にも言ったと思うけど、僕は統一教会に誘われていたことがあります。そのきっかけというのが母が亡くなったばかりの二十歳の時、千葉駅前できれいなお姉さんに勧誘されたことです。僕より二つ年上でした。名前ももう覚えていません。
その頃はまだそれほど知名度はなかったんですね、その教団も。だから安易について行ってしまった。そして教会にも連れていかれました。教会と言っても統一協会は教会という建物は持ちません。集会所のようなところです。妙な雰囲気でした。お互いの挨拶は午後でも「おはようシスター」。そして何度か会ううちに、彼女の一人で住んでるマンションに誘われたのです（ドキドキ）。市川駅から歩いて5分程度歩いたところでした。
もうなに話したかなんて覚えていませんよ。とにかく今の僕の現状、母が死んで打ちひしがれている。そうあの人は思い込んでいたと思います。でも、それは口実かもしれない。僕もそして彼女も。もしその時の僕が一直線の人間だったらヤッテいたかもしれませんね。なんせ優しいし美人だし。僕だって○力旺盛。
ところがその時彼女は窓ガラスを開けた（！）のです。外の景色が良く見えるようにした。そこで僕は、（あっ、警戒されてるな）って思っちゃった。そこで終わり。なんかつまんないお話をして帰りました。でもそれで助かったわけです。
そのすぐ後、地区集会といって小型バスに無理やり乗せられ、神奈川県厚木市にあるかなり大きな支部で２泊３日の大会に参加させられたこともあります。１００人ぐらいの合宿でした。その時の状況はすさまじいものがありましたね。なんせ着いた当日の疑心暗鬼の男女たち（ほとんど僕と同じ歳ごろ）が、説教を聞いて三日目にはボロボロ涙を流し出すんですから。（おいおい、違うだろうよ）。僕は一人で冷めていました。ホントですよ。他の人が皆集団ヒステリックのようでもありました。ライヴなんかで一体感になるのは分かるけど、宗教でだったら御免ですねえ。
帰ってきてから「どうだった？」と興味深そうに聞かれました。僕は「別にどうとも・・・」って言ったら、まゆをひそめて「もう一回行かなきゃだめね」と別の女性が呆れたように言っていたのをよく覚えています。
それで終わりです。二度と行くこともなかったし、あちらから電話も来なくなりました。それでホッとしました。
今回の統一教会の問題で総理が「民事にも刑事と同じように警察が入れるようにする」と言ったのは大きな進歩だと思います。これで長年、警察は「民事不介入」という原則で泣き寝入りしていた人に救いの手が差し伸べられることになろうかと思います。一歩前進です。