さっき、ガブリエルの告知板の方へ書き込みしたので、今日は2回めとなります。
ところで、なんで告知板のほうに【ガブリエル】という名前を付けたのかお話しましょう。これは、キリストを受胎した聖母マリアに「神の子を宿しましたよ」と告知するのが大天使ガブリエルであるところから来ています。つまりこの天使、「告知」するのがお仕事なんですね。
告知はあらゆることに及びます。実は人が死んで天国か地獄かどちらかへ行くのも彼の役目(実は男性)です。よくキューピットがラッパを持ってる絵がありますよね。そのラッパは告知の時に使われるようです。ガブリエルのラッパとはそういう意味があるのですが、実はこのラッパが曲者。ガブリエルのラッパといってウィキペディアで出てくるのは、【矛盾】という言葉です。ラッパの形を思い浮かべてください。あの、口元が細くて先が広がってるアレです。どうもあの形って「有限の体積でありながら無限の表面積」という矛盾が数学的にあるようなんです。(僕は数学には詳しくないんでさっぱりわかりません)。そこで思い出すのが、例のシュレディンガーの猫。猫が生きているか死んでいるかという問いに、「両方の状態である」という、まこと奇妙な量子力学の世界が現出する!のです。矛盾するということが数学や物理の世界にもある!
おもしろい話もあります。
神様は、人間の世界を終わらせにしようとその告知をした。ところが、その時ラッパを持ち逃げされてしまったというのです。そのせいで人間世界を終わらせることができず、人間は【矛盾】を抱えたまま今も生き続けているのだ!とう説です。なかなかためになる話ではないですか? まさに矛盾するのが人間の常とは。
最後にマチネさんの短歌をお借りしました。
・神様の独り言かも戯れに人を作りしのちのため息