昨晩、お風呂に入って頭を洗う時、(久しぶりに石鹸で洗おう)と思いました。
石鹸は髪を傷めるからという理由で現在は髪に優しい乳液のようなシャンプーばかりになっていますよね。でも、もうこの年齢になって、髪がどうなろうと構わないんじゃないか。それなら、パリッパリに汚れを落としてくれる実感のある【石鹸】がいい。そんなことを思った次第です。
そういえば【フケを除る】が謳い文句のミカロンもいつの間にかなくなってしまいました。あれもパリパリになって爽快感抜群でしたよね。フケを取り除くというのが、事実ではなかったのか、それともやっぱり髪を傷めるということが流布されたのか、真相は知りません。知る気もありません。
そもそも昭和の時代は、石鹸で髪を洗うってのはごく普通だったんです。1980年代の昭和末期でさえ、石鹸で洗った髪の方が不純物が入っていなくて良いという石鹸派の女性もいました。なんたって洗ったあとのあのパリパリ感はなんとも言えないです。今の私は、(もう剥げたっていいや)と思えます。そう思うと、歳とるのも常識に束縛されない自由を得てるんだなって思えてきました。
赤チンというのもありましたね。あれはなんで消えちゃったんでしょう。昔、どこの家でも常備薬として薬箱の中には必ず入ってました。僕も短歌に【有焼けは赤チンの色】と郷愁を誘うものという意味で書いたことがあったのです。平成時代になって。科学の発達でいつの間にかトンデモナイ薬品ということになってしまったのでしょうね。
あゝ昭和!
さて、そういう訳で今日は歴史の中で最も長い長い時間を有した昭和の曲を掛けるとしましょう。あ、僕の掛ける曲はほとんど昭和だな(笑)。