チェスには行けませんでした。突然家内が「お義母さんの具合が悪いの」というのです。94歳になる義母は、顔がイビツになって、顔面神経痛のよう。もう車椅子で施設のお世話になっているのですが、今日は実家の近くにあるお医者さんへ連れだしてみてもらう事となりました。もちろん介護施設の方でも病院と連携はあるんですが、どうもそこでは手に負えないようです。
問題は「歯」にあるようなのです。もうほとんどがグラグラ。顎の骨が壊死してそこから細菌がたくさん繁殖しているとのこと。「もしそれが肺に回ったら一発でアウトです」というような話も控室へ飛び込んで来ていました。そこで、数日後にはすべて抜歯するそうです。今日すぐにできないのは、しばらく薬を飲んでからでないと、歯医者さんでもたまらないほどの痛みが伴うというお話でした。
僕が一緒に行ったのは、車いすごと階段を昇ったり降りたり、また、車から降ろして椅子に座らせたりする時、男の力が必要であったからです。義兄さんもいますが、腰痛もちの義兄さん一人では難しいというので僕が行くことになったのです。
そこの若い女の子に、「看護師さんですか?」と聞いたら「歯科医です」と言われました。小学生から高校生のころ、義母さんと一緒に同じお習字の先生に習っていた子であったそうで、「こんなに大きくなって」とうちのカミさんもびっくりしていました。つまりそこの歯科医の先生の娘さんだったわけですね。地元ではなかなか評判のいいお医者さんで、妹さん(カミさんと同じぐらいの年齢かも)は隣の家で内科医を開業し、お嫁に行ったもう一人の妹さんもどこかでお医者さんをしているそうです。
大雨が帰りに降りました。僕は、チェスができなかったのでいつものいきいきプラザへ行って将棋をしようと思い、カミさんにその場所で降ろしてもらいました。でも囲碁の人しかいませんでした。そこでしばらく電動マッサージ機に座り試したら、これがけっこう気持ちいい! 修理したせいか、以前よりずっと「力」が入ってるのです。イオンの15分200円よりずっと効きます。ちょっと得した気分。電気の椅子(20分)にも座りました。それでも時間を持て余したので、いつものWendysでハンバーガーとペプシコーラを飲み食いしました。窓の外では燦燦と日の光が輝き始め、気温もぐんぐん上昇しているようでした。雨傘から日傘に変わったようすで、女性が駅前を歩いていました。
雨宿りしていた二人(男女)がどちらからともなく話しをしていて、最後に雨が上がって去るときのシーンを歌にしました。空想です。
・雨傘が日傘に変わったようですと笑って去った立ち話の人 稲太郎