差別用語について考える

僕は、差別用語にはかなり敏感になってるつもりです。

でも、これはないだろ(使っても良いだろう)というものもありますね。例えば外国人と日本人から産まれた【ハーフ】というのがいけないんですって。今の世の中、正確にはダブルというらしいです。じゃあ、4分の1ならなんてえの?と問いたい。

普通に使ってる女医さんもNGらしいです。なんと、医師。じゃあ、女医の先生でも駄目なわけ?めんどくせぇって思うのは僕だけではないと思います。

五体満足という言葉に関してはそもそも【使ってはいけない】言葉だそうです。「赤ん坊が五体満足に産まれただけで大喜びでした!」という表現もこれからは出来ません。

また、普段普通に使ってる「手短に」「処女作」「足がない」「片手落ち」「首切り」もだめなんだそうですよ。また、車キチガイのキチガイもだめですね。(これは知ってた)「マニア」ではインパクト薄いんだけどなあ。

昔、秋葉原にあった将棋倶楽部の経営者のおばちゃんがマラソンの中継放送を見てて、黒人選手が1位で独走体制に入ったときにこう言いました。流石にこれはまずいよって笑いましたねえ。でも、昔の人はそれも普通だったのです。

「いやあ、やっぱり【く□んぼ】は速いねえ!」と。 唖然。

さて、今夜の曲はそんな差別用語をむしろ全面に押し出して沖縄の被差別を訴えていた男、佐渡山豊です。1975年から数年、ずっと彼の曲を聞き続けていたと言っても過言ではありません。大長編楽曲「ドゥチムニー」には圧倒されました。沖縄復帰もあり、現地にも行きましたよ。とにかく凄かった。この「沖縄あいのこ」は差別用語を使って皮肉ってるのですが、日本にはない力強さを感じます。最近、明治大学に呼ばれて演奏したらしい姿がユーチューブに載ってたけど、閑散としていました。彼を大学に呼んだのは【当時の】学生でしょう。つまり、今そこの大学で先生をしてる人。時代は変わりました。現代ではまったく受け付けないアートなのかな。僕としては大変残念でなりません。僕は今でも時々沖縄の音楽は聞いてます。沖縄に限らず世界中の音楽という宝物を聞きまくってます。今のものより何倍もいい。それは自分の中の最も大きな財産でしょう。

沖縄は混血児(アイノコ)
沖縄は混血児(アイノコ) -佐渡山豊-

ネーネーズの「てーげー」もいいですね。てえげーとは「適当に」という意味で、無理しないで生きていこうよと訴えているます。聴いて下さい。

ネーネーズ テーゲー
テーゲー -ネーネーズ-
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