写真はプロ棋士でありYoutuber でもある藤森さんの「将棋放浪記」からの出題です。
上の方に小さい文字ですが、「次の一手で勝ちになります。正解すれば初段」と出ていますね。なかなかの良問なんですよこれが。ほとんどあり得ないような手がしばしばあるんです。この一手を見落としたらほぼ負けでしょうね。
正解はなんと11角!
この大駒のただ捨てが絶妙手。相手の金銀4枚の囲いも、「金なし将棋に受けはなし」の格言通り、もろくも崩壊するのです。もちろん将棋には「三手の読み」が必要です。解説すると、同玉の次に23香成としその後の受けが利かない。ここでやむなく投了となります。まあ、滅多にないケースではありますが、こういうこともあるって覚えていた方がいいでしょうね。
人生に役に立つことが将棋にはたくさんあります。じゃあ、お金儲けに役に立つかと言われるのかい、と言われると思います。でも、それはあると言えばある、ないといえばない。というのも、お金儲けは将棋よりもずっと不確定要素があるし、それを単純なルールで対応はできないのです。コツコツ稼いで貯めた方が無難でしょう。でなきゃ、プロの棋士はみんな金持ちになってるはずですからね(笑)。