ハイパーインフレ

この前、スタグフレーションの話をしました。でもその前に、ハイパーインフレが来そうな気配ですね。もう何が何だかわからないくらいの物価高に襲われるということです。

第一次世界大戦に敗北したドイツはその賠償金が払えなくて四苦八苦していました。そこで国はお札を刷ったのでしょう。

これは実話だと後でわかったのですが、当時ドイツに勤勉なお兄さんと働きもしないで酒ばかり飲んでいた弟がいたそうです。お兄さんは働いたお金をしっかり貯金していて、弟はといえば、酒ばっかり飲んで、その空ビンの山が部屋の中にゴロゴロ転がっていました。そしてある日突然、その恐ろしいハイパーインフレがやってきたのです。お兄さんが汗水たらして働いていたお金は紙くず同然となり、飲んだくれの弟の空ビンの方が値打ちが出てしまったといいます。働き者のお兄さんは自分のお金が紙くず同然になって絶望しました。これじゃあ、遊んで暮らしていた方がましだったと。せっせと働いていたアリさんよりキリギリスの方が賢いとなってしまいますね。その不満が国民に爆発してヒトラーが支持されてしまったということです。こんなことが現実に起こり得るんですね。

ハイパーインフレなんて自分には関係ないと思っていませんか。または、国が何とかするだろうとか、自分は大丈夫だとか、安易に考えては痛い目にあいます。実は、国家としてはハイパーインフレが起こってくれた方が助かるという側面もあるんです。というのも、国民から借りてるお金の価値がなくなれば、借金1300兆円が帳消し(紙くず同然)となりますからね。損するのは国民だけです。年金だって物価に連動しません。もらえなくなったと同じです。

これから先の世界は実に不透明です。なにが正しい選択であるか誰にもわからない。キンを持ってれば安全というのも眉唾です。一番いいのは物々交換でしょうか。それと農場をもってるお百姓さんは強いかな。もっともそれほどひどい時代になれば、露地栽培の野菜泥棒がいっぱい出てくるでしょう。そうなったら僕は屋根に登って家庭菜園をやります(笑)。

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